COLUMN

佐々木京美のそこにある、素朴でシンプルな「暮らし」を綴ります

ひたすら細かく、そしてぐつぐつお寿司の具

この時期の筍を使ったお寿司の具は美味しくなる。
沢山沢山あるし
そろそろ食べ飽きたので、
保存にまわす。

あの収穫したしいたけ
いい具合に干しあがってきた所

お寿司の具は
美味しく煮あげようと思うと
とにかく時間と手がかかる

前日から、
かんぴょうと、干し椎茸を戻す。
翌朝、高野豆腐を戻す。

この椎茸が、すごく良い香りなんです。
具の出来具合の美味しさは
干し椎茸の品質で決まるといっても過言ではない!
(椎茸の香りがいいと、テンション上がる)

後は、具材をひたすら刻む。

たけのこ、かんぴょう、椎茸、薄揚げ
高野豆腐は、刻んであるのが市販されてて助かる。

大事な事があります。(私なりに)
*薄揚げの油は具の旨みなので、油抜きはしない!
(福井は揚げ油の質がいいので(基本菜種油)、

     油抜きは昔からどの料理もしていません)

*干し椎茸の戻し汁も旨みなので、一滴残らず使う!
(水分は、戻し汁とお酒、味醂、お醤油で水は入れない)

あとは、味を見ながら
じっくり煮こんでいく。
(ちなみに、動画の落とし蓋代わりの鍋の蓋は
私が嫁ぐ前からこの家にある台所の先輩)

分かりますか?浮いてる油。
これが薄揚げから出て来たもの。
これがコクにもなるのです。
だから油抜きしちゃダメ!
基本地元福井のものは、
お揚げの油は、ちゃんとしています。

汁気が完全になくなるまで
じっくりと煮込んでやっと出来上がり。
火を入れたり消したりで
二日かかりました。

で、小分けして
冷凍庫で保存。

美味しい美味しい

季節の筍&椎茸を使った
お寿司の具ができあがり。

これでいつでも、

思い立った時に
あの福井のお寿司が出来ます。

バンザイ

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